みなさん、こんにちは!
長野県松本市Dr.エアクリーンです。
いつもホームページにアクセスしていただきありがとうございます。
エアコンクリーニングを検討されている方の中には、インターネットなどの情報で「エアコンクリーニングはやらなくてもいい」という情報を目にして迷っている方もいるかと思います。
「健康面や長持ちさせたい」などの思いがあれば、もちろん「行う」に越したことはないのですが、エアコンクリーニングを「行うか?」「行わないか?」はその人の考え方や、エアコンの状態によって変わってきます。
この記事では、「エアコンクリーニングの必要性やクリーニングを行わなかった場合のデメリット、そしてエアコンクリーニングを必要としないケースを解説」いたします。
暑い夏を迎えるにあたり、エアコンクリーニングをするべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
◆ エアコンクリーニングの必要性
エアコン内部の汚れが健康に与える影響
エアコン内部の汚れが健康に与える影響は「カビやアレルゲンの発生、そして空気の循環が悪くなる」ことが大きく挙げられます。
エアコン内部にカビやホコリ・湿気が溜まると、カビや雑菌・ダニが繁殖しやすくなり、これらの微生物が空気中に放出されると、アレルギー症状や呼吸器系のトラブルを引き起こす可能性が高まります。
特にアレルギー体質の人や喘息疾患の方は、深刻な影響を及ぼすことがありますので、非常に大きな問題です。
また、エアコンのフィルターや内部が汚れていると、キレイで正常な空気の循環が妨げられ、エアコン効率の低下、カビや雑菌、ホコリに含まれた空気を人体に取り込んでしまうリスクがあります。
定期的なエアコンクリーニングは、これらの健康リスクを防ぐために非常に重要です。
常に清潔なエアコンを使用することは、健康的で快適な室内環境を維持するために大切なことです。
汚れの具合 | 具体例 |
---|---|
カビやアレルゲンの発生 | エアコン内部にカビやホコリ・ダニが繁殖し、室内空気に放出される |
空気の循環が悪くなる | エアコンフィルターが詰まり、綺麗で正常な空気の循環が妨げられる |
エアコンの性能維持と寿命延長
エアコンを定期的にクリーニングすることで、エアコンの空調機能が維持され、快適な室内環境を保つことができます。
フィルターに溜まったホコリや異物が、空気の循環を悪化させることなく、効率的な冷暖房を実現します。
さらにクリーニングを怠ることによるカビや雑菌などの内部汚れにより、エアコンの寿命が短くなるリスクも避けられます。
省エネ冷暖房を実現するためにも、定期的なエアコンクリーニングは重要です。
◆ エアコンクリーニングを行わないと、どうなる?
カビや雑菌の繁殖
エアコンクリーニングを怠ると、まずエアコン内部にカビの繁殖が起こりやすくなります。
エアコン内部の湿気と汚れが原因でカビが繁殖しやすくなるため、空気中にカビの胞子が拡散し、健康被害を引き起こす可能性があります。
アレルギー症状の発症や悪化
また、エアコン内のアレルゲン物質も増加し、喘息やアレルギー性鼻炎の原因となる可能性があります。
花粉やハウスダストなどのアレルゲンがエアコン内に蓄積されることで、部屋の空気が汚れ、アレルギー症状が引き続き起きる恐れがあります。
エアコン効率の低下による電気代の増加
さらに、エアコン掃除を怠りエアコン内部がホコリやカビ・雑菌で汚れていると、エアコンの電気効率が低下し、消費電力(電気代)が増加する可能性があります。
エアコン内部の汚れによって空気の循環が悪くなり冷暖房効果が低下するため、エアコンの動作が弱まり電力消費が増えることが考えられます。
故障リスクの増大・寿命の短縮
最悪の場合、エアコンの故障や寿命の短縮につながる可能性もあります。
定期的なクリーニングを怠ってしまうと、内部の部品が劣化しやすくなり、不具合や故障が発生する可能性が高まります。
その結果、修理コストや買い替え時期が早まる可能性も考えられます。
◆ エアコンクリーニングが必要ないケース
冷風が出ない・カタカタ音がするなどエアコンに不具合がある
エアコンに不具合がある状態でエアコンクリーニングを行うことは、クリーニング業者にとってもリスクがあります。
まずはメーカー・購入店などで点検・修理をおすすめします。
特に「お掃除機能付きエアコンは不具合が起こりがち」です。
また、冷風が出ないなどエアコンの効きが悪い場合、内部の汚れが原因であればエアコンクリーニングで改善できますが、部品の故障やガス不足が原因の場合は、エアコンクリーニングでは改善できません。
製造から10年以上経過している
製造年月から10年以上経過しているエアコンは、買い替えをおすすめしますが、不具合があっても修理して使いたい方もいらっしゃいます。
エアコンクリーニングが原因で故障する可能性は低いですが、やはりゼロではありません。
特に古いエアコンは経年劣化でルーバーなどのプラスチック部品が折れやすかったり、電装部品故障可能性が高まります。
「エアコンメーカーの部品保有期間は製造終了後、9~10年」です。
それ以降は部品交換しないと治らない場合は修理できません。
万一エアコンクリーニングの後に故障しても修理の対応ができないケースがほとんどです。
製造から10年以上経過しているエアコンクリーニングをご依頼される場合は、業者に「エアコンクリーニング後の保証について確認」されてください。
※製造から10年以上経過していなくても、クリーニング後の保証(保証内容・保証期間・保証範囲)については、事前に業者へ確認をされることをおすすめします。
「エアコンクリーニングの後に故障したら買い換えてもOK」というつもりでクリーニング依頼される場合は、洗浄してもいいと思います。
◆ まとめ
エアコンクリーニングは使用頻度にもよりますが、通常1年に1回行うことで、「アレルギー症状や呼吸器系の健康リスク低減・エアコンの電気代を抑える・機器の寿命延長」に繋がります。
カビやアレルゲンの繁殖やエアコン効率の低下を防ぐために、エアコンクリーニングを定期的に行うことは重要です。
但し、そもそもエアコンに不具合がある場合や、製造から10年以上経過している場合は、故障のリスクが大きいので、エアコンクリーニング業者や購入店にご相談されることをおすすめします。
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